総合格闘技ではあるものの、防具(面、胴、股当、グローブ)を着用するので
安全に全力で競技することができます。
試合はポイント制3本勝負で行われ、2本先取した選手が勝ちとなります。
その実戦性の高さから自衛隊の徒手格闘技や警察の逮捕術にも取り入れられています。
日本拳法は、昭和7年宗家、澤山宗海先生が、大阪の地で創始された、総合徒手格闘技であります。その技術構成は、拳の突、打の足の蹴り等の博技(うちわざ)、それに対する受け技、躱技及び組打に対する投げ技、関節逆技などを、総合したものです。
練習方法は、形稽古と、乱稽古に大別され、乱稽古は、さらに空乱稽古、想乱稽古に分かれます。防具着装の乱稽古が、主稽古であり、試合もこの形式で行われます。
日本拳法の最大の特徴は、人間のもっとも本能的な格闘技術を、防具を着装することにより、安全かつ自由に打ち合って稽古することです。
拳足の技に対する防具の創案は、まさに有史以来初めてのことです。
日本拳法は、現在イギリス、イタリア、フランス、アメリカ、カナダ、メキシコ、ザンビア等世界各地でも行われています。
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